Linux環境でのメジャー動画サイトの再生 in Vialdi,Operaブラウザー
2018年1月8日Linux Tips, テクニカル, トピックス, ノウハウ
個人的に動画サイトで映画を見たりするのが好きなのだが、Linuxで観るととなったときにハードルが若干あがります。
例えば、現在のFirefox,Chromeなどは比較的簡単に再生できる(WideVineなどのモジュールが最初から導入されているため)のですが これがChromiumやVivaldi,Operaブラウザーを使うとなると敷居が若干上がってきます。
もちろん、Firefox,Chromeで観れば問題ないのですがよくあるケースはレガシーな古いパソコンにLinuxを導入して使っているケースです。
そうすると、Firefox、Chromeでは動画再生で線が入ったり、カクカク動いたりすることもしばしば。でもViavldi,Operaブラウザーは非常に高速で動作しビデオ描画も十分なレベルで表示します。 これらのブラウザーも最初からWideVineが導入されておりますがどうもNetflix,Amazon videoではエラーになったりするため、何が原因か調べてみました。
調べてわかった事は、libffmpeg.soのモジュールが導入されてなかったり、古くて最近の新進の動画サイトにアダプターできない事がわかりました。
残念ながら、多くのサイトにapt-get,wgetで”chromium-codecs-ffmpeg-extra”を取得する方法が案内されてますが既に古くなっており導入できません。
調べたところ下記GitHubから取得できる事がわかりました。
「https://github.com/iteufel/nwjs-ffmpeg-prebuilt/releases」
こちらから、例えば0.26.6-linux-x64.zip(Linux 64bit OSの場合)をダウンロードしてlibffmpeg.soを抽出し所定の場所へコピーすると動作します。
※記事を記述した時期がそれなりに経っているのでバージョンは適宜最新のもので読み直してください。
vivaldiの場合
※WideVineは既にchrome browserがインストールされている必要があります。vivaldiではそこを参照しソフトリンクが貼られます。
先程の0.26.6-linux-x64.zipをダウンロードし、libffmepg.soを配置します。既にある場合は既存のライブラリーをリネームして置き換えてください。
コピー先のパス: /opt/vivaldi/lib/libffmpeg.so
Operaの場合
※WideVineは既にchrome browserがインストールされている必要があります。operaではそこを参照してjavascriptでロードしています。
下記フォルダー直下に先程の0.26.6-linux-x64.zipをダウンロードし、libffmepg.soを配置します。
コピー先のパスその1パターン(Distrubutionにより異なる): /usr/lib/x86_64-linux-gnu/opera
コピー先のパスその2パターン(Distrubutionにより異なる): /usr/lib/opera
Chromiumの場合
※WideVineは既にchrome browserがインストールされている必要があります。chromiumではそこを参照しソフトリンクが貼られます。
もし、chromiumが先にインストールされている場合は自分で手動で/opt/google/chromeからwidevineのモジュールからchromiumのフォルダーへソフトリンクを貼るのも良いでしょう。タグ: Amazon Video, Arch, CentOS, Fedora, ffmpeg, Linux, Netflix, Ubuntu