アノテーション設定(モバイルファーストインデックス対応)を設置
2018年3月20日SEO関連, Wordpress, wordpressテクニカル, テクニカル, ノウハウ
アノテーションとはなんぞや!という方もおられるでしょう。グーグルのSEO上、最大の関心どころは重複行為です。同じコンテンツを大量に作ってかさ増しする輩が多かったため重複を重要視してチェックをしています。その中で重複の中の1つの基準にPCコンテンツとスマホコンテンツの関係があります。
PCをメインインデックスとした旧メタタグアノテーション設定
つまり、PCコンテンツとスマホコンテンツが独立して存在するなら、同じ内容のデータが2つ存在することになります。何もしなければ重複とみなされ評価が低くなるのです。それを回避するために設定を行うのですがそれをアノテーション設定と呼んでいます。
例)PC URL:https://www.example.com、スマートフォンURL:https://www.example.com/mobile/の場合
【PC側】
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< link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="https://www.example.com/mobile/" > |
【スマートフォン側】
1 |
< link rel="canonical" href="https://www.example.com/" > |
アノテーション設定は片方にはこちらが本家本元のコンテンツ、もう片方には付随するコンテンツという感じでメタタグを埋め込みます。
今まではPCコンテンツには付随するURLとしてスマホのURLを案内していました。一方スマホにはPCが本家本元のコンテンツですよということでPCのコンテンツURLを案内していました。
ところが、一昨年からグーグルがMFIを実施するということで、世の中のアクセスの主体がスマホになってきたのでインデックス情報はスマホの方から抽出すると言うことを宣言したのです。その猶予期間が今年2018年なのですが今までゆっくり進めてきたのが2月の後半で拍車をかけるようなアナウンスがあり早く対応しないといけない状況になってきました。
モバイルファーストインデックス対応
つまり、今までのアノテーションの設定をPCとスマホ逆にしないといけなくなりました。付け替えが一杯あると大変ですね。
でもレスポンシブでサイトを作っている方は安心です。何をする必要もありません。PCもスマホも同じコンテンツで変形するから同一としてGoogleから見えます。尚、下記はモバイルファーストインデックスにするためにメタタグのアノテーション設定を逆にした例です。
※2018/03/26追記:最終的には、GoogleとしてはMFI対応を認識していないユーザを救出するためかと思われますが、MFIでPCとモバイルが別ページの場合、alternateとcanonicalは従来の形のままで内部的に置換処理をしてくれるようです。本来は逆になるべきですが、既存の形のままで正規化して置換をGoogleのDB側で行うため何もしなくても良いようです。ただ、現在その処理は施行されていないので早くから順位のアドバンテージを取るならやはり置換はやったほうがいいのかもしれません。
例)PC URL:https://www.example.com、スマートフォンURL:https://www.example.com/mobile/の場合
【PC側】
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< link rel="canonical" href="https://www.example.com/mobile/" > |
【スマートフォン側】
1 |
< link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="https://www.example.com/" > |
WORDPRESSでPCコンテンツのみの方はアプローチ方法が2つあります。レスポンシブ化を進める方法とデバイスプラグインでレスポンシブのように処理をする方法があります。デバイスプラグインはテーマを2つスイッチする方法でレスポンシブのようにコンテンツを同一視させることができます。
いずれかの方法を選択して対処を行いましょう。
【参考:デバイスプラグイン】
https://ja.wordpress.org/plugins/multi-device-switcher/注意事項
モバイルファーストインデックスは単純にメタタグをリバースするだけでは不十分なケースもあります。というのもPCのコンテンツとスマホのコンテンツがイコールのページを保有しているとは限りません。よくあるケースはスマホのほうがページ数が少ない場合があります。そのような場合はどうするべきか対策が必要ですね。足りないページを作るというのが正解なのかもしれませんが、sitemap.xmlでスマホ用とPC用で分けて作るというのもありかもしれません。