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CentOS6/CentOS7 Apache2.4.17以降へアップグレードかつHTTP2対応 SSL&phpも考慮

CentOS6/CentOS7 Apache2.4.17以降へアップグレードかつHTTP2対応 SSL&phpも考慮


CentOSはバージョン6,7ともレポジトリーISUを追加してhttp2対応が必要。CentOS7はApache2.4ではあるがマイナーバージョンがhttp2に対応していない。
尚更、CentOS6は対応できていない。Ubuntu/Debian系のLinuxなら比較的簡単に入れられるのでそこがCentOSの場合面倒なところ。ちなみに秋頃にリリースされたCentOS8はデフォルトでApache+php-fpmの組み合わせでhttp2仕様になっています。特にhttp2に対応するための特別な設定は不要です。

まず最初に現在使っているhttpd2.2.xのWEBサーバとphpを外す必要があるだろう。標準のものを使っている場合はremiの進んだバージョンのphpを使っている
場合もあるだろうが概ね下記のような感じで依存関係もチェックしながら外してゆく。その後にISUのレポジトリーを追加してhttp2対応のhttpd2.4を導入する。
このバージョンではmod_phpが古いhttpdでなければ動かないようなのでphpはfastCGIを使った方法に変更する。

現行環境の削除、レポジトリー追加とapache2.4(http2対応バージョン)+fastCGI導入

※httpd2対応のモジュールロード設定は/etc/httpd/conf.modules.d/00-base.confに追加されています。

プロセスをevent型に切り替える

httpd2対応にはhttpdプロセスのprefork型の動作では駄目です。event型に切り替える必要があります。

fastCGIの設定修正

mod_phpが使えないのでfastCGI経由でphpを動作させます。それにあたり基本設定の動作ユーザをapacheに切り替えます。

仮想サーバ設定にhttp2動作のためのデイレクティブ追加

eventモジュールのパラメータ設定

Apache2.4ではMaxClientsがMaxRequestWorkersに変わっています。

/etc/httpd/conf.dの配下にmpm_event.confのような名前で配置します

fastcgiのプロキシー設定

fastcgiとapacheをつなぐ設定です。これがないとphpが動きません。

proxyfcgi.confのような名前で/etc/httpd/conf.dに配置してください

サーバの起動

http2になっているかチェックする。

http2に対応していることがブラウザの検証ツールで確認できます。 またレスポンスヘッダーを見て確認する事もできます。

h2プロトコルの結果検証

PHPが使えなかったりhttp/1.1のままになっている方は何が原因?

それはopensslが古いままだからです。openssl1.0.2以降を使いましょう。あるいはapacheとphp-fpmの連携が噛み合っていない場合もありえます。phpのバージョンとphp-fpmのバージョンがマッチしてなかったりすることもあるので確認してみましょう。Apacheではfastcgiの連携にproxyを経由します。その設定が適切に行えてなければ連携できていません。なければ自分でproxyfcgi.confを仮想サーバディレクトリで作成して連携させてください。

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