Google Cloud Platform 無料枠(Always Free :常時無料)を使ってみた。
2020年4月7日Linux Tips, トピックス, ノウハウ
GCP(Google Cloud Platform)にはAWSにあるような無償枠の利用12ヶ月に近いものと、常にある一定の条件下なら、永遠に無料になるサービス使用枠の2つのパターンが存在する。今回は後者のそれを実際に使ってみた。まず一番気になるところは無償枠とはどのような条件なのかだと思う。大前提、無償枠は基本北米のリージョンセンターを選択する必要があります。
Always Freeの条件
GOOGLE COMPUTE ENGINE | 1 つの非プリエンプティブ f1-micro VM インスタンス
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日本と北米間のレスポンス
pingでレスポンス測ってみるとやはり177ms前後の遅延はあるね!今回はオハイオ州のus-west1を借りて使ってみました。でも良い方だとおもいます。WEBサーバーを高速サーバにしてhttp2仕様にするとそこそこ表示は早くなると思うので。
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brew:~ doda$ ping fox.proto-srv.red:9443 PING fox.proto-srv.red:9443 (35.208.162.38): 56 data bytes 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=0 ttl=62 time=178.932 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=1 ttl=62 time=176.826 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=2 ttl=62 time=178.739 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=3 ttl=62 time=177.224 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=4 ttl=62 time=182.933 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=5 ttl=62 time=176.919 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=6 ttl=62 time=177.886 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=7 ttl=62 time=176.833 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=8 ttl=62 time=176.301 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=9 ttl=62 time=176.331 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=10 ttl=62 time=176.563 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=11 ttl=62 time=176.433 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=12 ttl=62 time=176.413 ms 64 bytes from 35.208.162.38: icmp_seq=13 ttl=62 time=176.733 ms ^C --- fox.proto-srv.red:9443 ping statistics --- 14 packets transmitted, 14 packets received, 0.0% packet loss round-trip min/avg/max/stddev = 176.301/177.505/182.933/1.715 ms brew:~ doda$ |
実験環境
このサイトはまさにGCPの無料枠で稼働しています。検証ツールで測定した限りだとそれほど遅くないですね。十分な速度が出ています。キャッシュを効かせない初回アクセスでFinishタイム:2.02秒なら悪くないかと。 キャッシュをさせると500ミリ秒前後なので希望が持てます。OSはDebian10+nginx+php7.3-fpmを使用しました。 インスタンス作成はAWSより簡単な印象でした。入力は多いですが「多分こう使えばよいだろう!という推測で進めていける感じはGCPの方が数段上ですね。使いやすいと思います。 ただし、グーグルさんはプラットフォームビジネスに関しては日本には本気出していない感じはします。無料枠の東京リージョンがないですからねぇ。