AWS EC2でスナップショットからインスタンス作成
2023/02/17
2023/02/18
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/ami_logo.png)
AWSでスナップショットと言えばEC2インスタンスのバックアップを取る仕組みですが、復元で使う用途は至極当たり前のこと。一方意外とリソースの拡張でインスタンス複製で使うことができる事を知らない方が多い。ということで今回はリソースの拡張(ディスク容量拡張、メモリ拡張、CPUコア拡張)について解説します。もちろんスケールアップ、スケールアウトでも同じことが可能です。このように別の機能で同じことができる方法が存在しますが今回はどちらかというとルートディスクを拡張してゆくのでオーソドックスなスナップショットからの復元を実施します。
全体的な手順の流れ
作業する順番は以下のようなシナリオです。
- スナップショットを目的のEC2インスタンスにて作成
- スナップショットからAMI(Amazon マシンイメージ)の作成
- AMIからEC2インスタンスを作成
- EstaticIPで固定IPを取得しインスタンスに割当
- DNSのレコード書き換え、尚ElasticIP再付与設定している場合は不要
スナップショットの作成
EC2のメニューからスナップショットを選択します。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/snapshot_menu.png)
オレンジ色のスナップショットの作成をクリックします。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/create_snapshot.png)
下記のような感じでリソースタイプを選択してターゲットとなるバックアップするECをインスタンスIDで選択します。ボリュームオプション、タグの箇所はそのまま何もせずでOKだと思います。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/fixed_snapshot.png)
その他設定ありますが省略しましょう。一番下にあるオレンジのボタンでバックアップを作成します。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/create_snapshotexecue.png)
スナップショット生成には少し時間がかかります。完了するとピンクに囲っている箇所が「完了済み」と表示されます。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/snapshot_done.png)
スナップショットからAMIイメージの作成
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/AMI_select.png)
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/immage_set.png)
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/block_evice_mapping.png)
成功すると以下のような画面になります。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/image_done.png)
AMIイメージからインスタンスを生成する方法
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/instance_create_from_ami.png)
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/ami_select-1.png)
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/instance_type_select.png)
キーペアやネットワーク設定は省略しますが、必要に応じて設定してください。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/storage_change.png)
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/replica_done.png)
固定IPの取得とインスタンス割当
以下のように固定IPを割り付けたと想定します。そのIPをDNSレコード登録の際に使うのでメモを取りましょう。
※IPはサンプル用に一時的に取得したIPなので既に開放済みです。いたずらしても無駄なので。
![](https://www.netmarvs.com/wp-content/uploads/replica_static.png)
DNSへレコード登録
例えばお名前.comでも、Route53でも良いのでDNSレコード設定画面で作成したEC2インスタンスのstatic IPをホストレコードに割り当ててください。以上で作業は完了です。