PHP Laravel framework入門(1) – 準備編
2017/08/29
2020/01/07
タグ: Framework, Laravel, php, 入門
LaravelはいまやSymfonyと人気を2分するPHPのフレームワーク。といってもSymfonyと全く異なるものではない。Symfonyの派生フレームワークと位置づけられている。良質なライブラリーで使いやすいのが人気。恐らく学習するコストが従来のフレームワークより少ない点が良いのだと思う。
それでは最初に準備に取り掛かろう。laravelを使用するにはPHPが必要だ。PHPはOSにバンドルされている最新のものを使うと良いだろう。LaravelはPHP7にも対応している。また様々なOSプラットフォームに対応しているがやはり定番のLinuxに導入し使うのが最も良いパフォーマンスを発揮するのは間違いない。
インストール前の準備
Laravelを導入する前には必要最低限の導入が事前に必要です。現在の最新バージョンは5.4になっており一番気をつける部分はPHPのバージョンです。
【PHP関連のコンディション】
- PHP >= 5.6.4
- OpenSSL PHP Extension
- PDO PHP Extension
- Mbstring PHP Extension
- Tokenizer PHP Extension
次に重要な事はcomposerモジュールが導入されていることです。入っていない場合は下記に従ってインストールを行いましょう。
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[root]> php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');" |
ダウンロードしたセットアップファイルが問題ないか確認します。
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[root]> php -r "if (hash_file('SHA384', 'composer-setup.php') === 'xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx') { echo 'Installer verified'; } else { echo 'Installer corrupt'; unlink('composer-setup.php'); } echo PHP_EOL;" |
一気にインストールを行います。
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[root]> php composer-setup.php [root]> php -r "unlink('composer-setup.php');" [root]> mv composer.phar /usr/local/bin/composer $ composer |
laravelのインストール
Composerはモジュールインストールのツールとしてphp関連のインストールでよく使われるツールです。laravelではプロジェクトの雛形やモジュールのインストール更新にはComposerを標準で使用しています。下記のコマンドを実行することでlaravelがインストールされます。
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$ composer global require "laravel/installer" |
laravelのインストール
laravelの開発環境を用意するにはやり方が2種類あります。デフォルトの標準的なシステムの雛形をインストールする方法とある程度利用指向に合わせた雛形のインストールです。この開発環境の雛形を作ることをプロジェクトを作るといいます。下記は結果的に同じ処理を行っていますが2つ目の方法ではすでにある別のプロジェクトの雛形を使用して導入することもできます.
その1
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$ laravel new blog |
その2
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$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel blog |
ローカルWEBサーバの起動
laravelの場合も最近のフレームワーク同様デフォルトでローカルWEBサーバを起動して開発中のものをモニターできます。例えばブラウザのアクセスならhttp://xxx.xxx.xxx.xxx:8000/でアクセスすると表示することができます。ホストの部分はデフォルトでローカルホストを指しています。そのため他の端末からモニターするにはホスト指定が必要です。
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$ php artisan serve |
ホストとポート番号の変更については下記のように指定ができます。下記2つは最初の起動はサーバのIPアドレスを指定してリッスンするケース。2つ目はインターネット上のどのアドレスから来たものでも受け付ける起動です。
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$ php artisan serve --host=192.168.xxx.xxx --port=7500 Laravel development server started: <http://192.168.xxx.xxx:7500> $ php artisan serve --host=0.0.0.0 --port=7500 Laravel development server started: <http://0.0.0.0:7500> |